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泣いたアカモリ 6話

「あの、おはようございます。先生これ持ってきました」



しかし先生すぐに反応はせずアカモリの顔をぼーっとみていました。
「あの先生、これ・・・」



書類をなんとなく受け取る先生。



「・・・ああ、まさかお前アカモリか!」



「そうですよ」



どうやら書類に目を通してようやく気付いたようです。



「いやぁ随分かわったなぁお前」



「それほどでも」



「しかし本当に女の子になったとはなぁ、制服も似合ってるぞ、ははは」




アカモリだと気付いた途端なにやらテンションが高くったような先生。



僕が男ときはこんな雰囲気は出しなかった気がします。



「あの~もうそろそろホームルームの時間・・・」



「ああ、そうだな、じゃあ教室行くか」



先生は立ち上がり職員室をでて教室へと向かいます。その後ろをアカモリが付いていきます。



廊下を歩く途中ここでも視線が気になりました。



「なぁあんな子うちの学校にいったけ?」



「ていうか可愛くね?」



「いやというよりは美人系でしょ」



通り過ぎる人の声がひそひそと聞こえます。



「どうしたアカモリ?」



アカモリの様子をみて先生が声をかました。



「い、いえなんでもありません!」



そうこうしているうちに教室の前までやってきました。



「じゃあ俺がちょっとみんなに説明するから、お前はよばれるまで廊下で待ってなさい」



「はい」



そう言って先生は教室へと入っていきました。



先生が教壇の前でどうやら説明をはじめました。



「え~みんな席について、今からホームルームを始める前にみんなに話しておかなければならないことがあります。」



教室がざわめき出しました。



「ここ数日間、諸事情で休んでいたアカモリが今日からまた復帰することになった。



しかし知ってる奴もいるかもしれないがアカモリは男から女になってしまった。」



さらに教室がざわめきだしました。



「はいはい、静かに。それでいろいろと戸惑うこともあるかもしれんが困ったときは助けてやってくれ」



「おい、まじかよ、アカモリが女になったていう話」



「ありえんだろ」



口々に生徒の声が聞こえました。



「はい、静かにしろ、じゃあ詳しい話は本人に聞いてくれ、アカモリ入れ」



アカモリは一度深呼吸をすると先生の合図で教室に入ります。



教室にはいった瞬間ざわついていた声が、時が止まったように静まり返ります。



「(やっぱり変なのですかねぇ、ボク・・・)」



「じゃあアカモリ一言みんなに言いたいことあれば言っておけ」



「え、え・・・っとこんなことになりましたが、その・・・よろしくお願いします」



まだ静まり返る教室。



「(うわーやらかしちゃったのかな?)」



しかしその重い空気を断ち切ってくれた人がいました。



アオキでした。



「よろしくな!アオキ!なかなか可愛いぞ!!」



「な、なに言ってるんですか!アオキ!」



必死で言い返すアカモリ。



「ほんとだよな、マジ可愛いし。」



クラスのお調子者が便乗してきました。



「あの顔つき悪いアカモリが女になるなんてな」



「ていうかお前本当にアカモリかよ」



「いやアカモリの面影はあるぞ、目元とか」



「確かに言われてみれば」



「ちょっと男子やめなよ、アカモリ君困ってんじゃん」



みんな口々に溜まったモノを吐き出すようにしゃべりだしました。



「お前ら静かにしろ!アカモリはもういいから席について、ホームルームはじめるぞ」



先生の掛け声で少しは収まったがまだなんとなくざわついていました。



アカモリは急いで席に座ります。



そしてなんとなくみんなに見られている中、アカモリはアオキの顔を見ました。



アオキはこっちみて黙って頷いてすぐにまた黒板のほうに向き直りました。

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